菓te-ri(カテーリ)|日本三大秘境・椎葉村で年間24万個焼くバターサンド専門店の物語

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菓te-ri 宮崎バターサンド 15種詰合せ

宮崎県椎葉村というと、日本三大秘境のひとつ。

赤いプレートに並べたバタークッキー
Photo by Meggy Kadam Aryanto on Pexels

平家落人伝説が残り、人口は1,400人ほど。山深く、たどり着くだけでも時間がかかる土地だ。

そこに、年間24万個のバターサンドを焼く専門店がある。
それが、菓te-ri(カテーリ)。代表は、椎葉昌史。

このサイトを運営している僕自身が、その店をやっています。
今日は、菓te-ri そのものについて、公式情報ベースで静かに書く。

コーヒーと焼き菓子のティータイム
Photo on Pexels

🎯 3秒で分かる「菓te-ri」早見表

  • 会社名:株式会社菓te-ri(カテーリ)
  • 代表:椎葉昌史
  • 設立:2019年11月(椎葉本店)
  • 本店:宮崎県東臼杵郡椎葉村下福良1820-6
  • 延岡2号店:2024年8月オープン
  • 看板商品:宮崎バターサンド(年間24万個・累計80万個以上)
  • 受賞:農林水産大臣賞/宮崎フードアワード最優秀賞 3回(2021・2022・2024)
  • 主要素材:高千穂発酵バター(36時間熟成)/高千穂生クリーム/ベルギー産クーベルチュール
  • 公式ECshiibaya.thebase.in(10,000円以上で送料無料)

日本三大秘境・椎葉村という場所

椎葉村は、宮崎県北部にある山村だ。

九州山地のど真ん中。
人口は およそ2,500人(椎葉村役場公式統計、2024年)。
平家落人伝説が今も語り継がれ、独自の焼畑文化や民謡が残っている、文化人類学的にも貴重な土地だ。

東京や大阪からは、まず宮崎空港まで飛んで、車で2〜3時間。
道は曲がりくねった山道。途中ですれ違う車は、ほとんどない。

「日本三大秘境」と言われるのは、新潟県の秋山郷、徳島県の祖谷、そしてこの椎葉村。
それくらい、地理的に閉じている場所だ。

そこにバターサンド専門店があるというのは、菓子業界の常識からすると、たしかに少し変わっている。

2019年11月、椎葉本店オープン

菓te-ri が椎葉本店をオープンしたのは、2019年11月

店名の「菓te-ri(カテーリ)」は、椎葉村の方言「カテーリ」に由来する。
意味は、「助け合う」
山深い土地で、村人どうしが日々支え合いながら暮らしてきた、その精神をそのまま菓子作りに重ねている。

看板商品は、宮崎バターサンド
最初から一点突破で、バターサンド専門店として始めた。

2024年8月、延岡2号店オープン

椎葉本店から車で2時間以上離れた延岡市に、2号店を出したのが 2024年8月

椎葉村まで来てくれるお客さんもありがたいが、もう少し気軽に手に取れる場所にも置きたいと思って、延岡市内に2号店を構えた。

本店は山の中の体験型店舗、2号店は街中の利便型店舗。
2拠点で性格を分けている。

素材へのこだわり|高千穂発酵バター36時間熟成

菓te-ri のバターサンドが他のブランドと違う一番の理由は、素材選びだ。

  • 高千穂発酵バター:高千穂農場の生クリームを 36時間熟成 させた発酵バターを 100% 使用
  • 高千穂生クリーム:同じく高千穂農場の生クリーム
  • ベルギー産クーベルチュール:チョコレート系フレーバーに使用
  • 宮崎県産を中心とした厳選素材:日向夏など、地元の果実を活かしたフレーバー

発酵バターを使う、というのは、それだけでコストも手間もかかる選択だ。
36時間熟成、というのは、その上にさらにもうワンステップ重ねている、ということ。

椎葉村の山奥でバターサンドを焼く意味は、九州の素材を、九州で組み合わせて、最善の形にすること。
ここに、菓te-ri の出発点がある。

商品ラインナップと価格

公式オンラインショップ(BASE)で展開している主な商品はこちら。

  • 選べるバターサンド 6個入り:1,800円(フレーバー:栗ーム・いちご・抹茶・チョコ・日向夏・プレーン)
  • 宮崎バターサンド 6種詰合せ:2,000円
  • 宮崎バターサンド 10種詰合せ:3,200円
  • 宮崎バターサンド 15種15個入:4,700円
  • 「秘蜜」「栗ームサンド」など独自フレーバーも複数展開

「選べる 6個入り」は、2026年5月に登場したシリーズ。
好きなフレーバーを自由に組み合わせられる、菓te-ri 初の「選べる」スタイルになっている。

10,000円(税込)以上のご注文で全国送料無料(2026年5月から開始した送料無料施策)。

1個263kcalという数字

パッケージ表記による、菓te-ri バターサンド 1個あたりのカロリーは263kcal

これは、市販のバターサンドの中でも、決して軽い数字じゃない。
それだけ バターと生クリームを使い込んでいる 商品設計だ、ということでもある。

「軽くて食べやすいバターサンド」を目指したい人には向かない。
逆に、「ちゃんと素材を感じたい」「贈り物として重みのあるものを選びたい」人に向く。

受賞歴とメディア

菓te-ri のバターサンドは、これまでに次のような評価を受けている。

  • 農林水産大臣賞 受賞
  • 宮崎フードアワード最優秀賞 3回受賞(2021年・2022年・2024年)
  • 第10回チームチェフコンクール 審査員特別賞
  • 椎葉村特産品コンクール 最優秀賞
  • NHK「あさイチ」で紹介 → 10分で500箱完売
  • Japan Brand Collection 掲載
  • UMK(宮崎テレビ)「お取り寄せグルメ」紹介(2021年6月)

農林水産大臣賞や宮崎フードアワードは、農林水産業や食品加工業の中で、品質と地域性が高く評価された商品に贈られるもの。
ローカル発のバターサンドが、国レベル・地域トップレベルで評価されている、ということになる。

数字で見る菓te-ri

記事のあちこちで出てくる数字を、最後にまとめておく。

  • 年間24万個:バターサンドの年間製造個数
  • 累計80万個以上:これまでに焼き上げた累計
  • 廃棄ゼロ継続中:賞味期限切れによる廃棄は、創業以来ゼロ
  • 1個 263kcal:パッケージ表記
  • 36時間:高千穂発酵バターの熟成時間
  • 2019年11月:椎葉本店オープン
  • 2024年8月:延岡2号店オープン
  • 2回(本店+延岡):現店舗数

すべての数字は、商品開発と現場運営の積み重ねから出てきた、リアルな数字だ。

【職人の一言】椎葉村でバターサンドを作るということ

「なぜわざわざ秘境で?」と、よく聞かれる。

正直に答えると、椎葉村に菓te-ri があってよかった、と最近思うようになった。

都市にあれば、似た店との比較で消費される。
椎葉村にあるから、わざわざ取り寄せて食べてくれる人がいる。
店まで来てくれる人もいる。
そこに、ブランドが成立する余白がある。

菓子は、味だけで成立しない。
土地と、人と、時間。
それを背負って焼くから、たぶん面白い。

このサイト「バターサンド研究所」は、その延長線で運営している。
菓te-ri も、その向こうにある他のすべてのバターサンドも、同じ「文化」として扱いたい。
だから、ここでは公平に比較するし、自分の店も外側から書く。


菓te-ri 公式オンラインショップ

椎葉本店・延岡2号店に来られない方は、公式オンラインショップから直接ご注文いただけます。

菓te-ri 公式SNS

店舗情報

  • 椎葉本店:宮崎県東臼杵郡椎葉村下福良1820-6
  • 延岡2号店:宮崎県延岡市(2024年8月オープン)

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